本物の友禅とはなにか? 友禅を識る「夢工芸 染の新井」

本物の友禅とはなにか? 友禅を識る「夢工芸 染の新井」

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「こんなに美しい友禅はみたことがない」と呉服屋が感嘆した本物の手描き友禅。友禅を識る「夢工芸 染の新井」による友禅の解説です。

本物の友禅、偽物の友禅

本物の友禅があるなら、偽物もあるのかと問われることもあります。友禅とは宮崎友禅斎が考案した技法から名づけられており、その特徴的な技法は一枚いちまいを「手描き」するものです。
しかし、工業技術の発展と、リーズナブルな着物を欲する声に、型染めなどによる友禅の再現がおこなわれるようになりました。また、コンピューターとプリント技術の進化がこれを助けます。

リーズナブルな友禅とは

リーズナブルな着物を楽しんでいただくことを我々は喜ばしく思います。日本人の美意識に華開いた「着物」を知っていただけるのですから。そしてそれを入口 として、「本物」に辿り着いて欲しい、「本物の友禅の美」をしっていただきたいという願いから「本物の着物」という表現を用いているのです。そこから、先 ほどの質問には、偽物ではなく「友禅風」があるとご説明差し上げております。じつは「手描き友禅」とは、本来おかしな言葉なのです。

手描きと型染めの違い

手描き友禅の柄

型染めや機械により仕上げた「友禅」と、一枚いちまいを手描きする「本物の友禅」との明瞭な違いは、世界にふたつと同じものがないことです。例えば一生に一度の晴れの舞台「成人式」で、同級生やお友達と同じ柄の着物で気まずい思いをすることは絶対にありません。

目に飛び込んでくる手描き友禅

先ほども述べたように技術の進歩により、手描き以外のつくりによる「友禅」も美しくなりました。写真やホームページなどでは、区別がつかない仕上がりのも のもあります。しかし、実物を目にすれば違いは明らかです。伸びやかな描線、淡いぼかし、重ねた色の濃淡の美しさは圧倒的です。「リーズナブルなほうはベ タっと色が載っている感じだけど、手描きの友禅は立体的に目に飛び込んでくる」とは、両者を見比べたデザイナーの感想です。

こんなに美しい友禅はみたことがない

こんなエピソードもあります。当店の友禅をお召しになったお客様が、お祝いの席に向かうために友達と歩いていると、道の反対側から突然老紳士が近づいてき て「どちらでお求めになりましたか?」と尋ねてきます。理由を尋ねると、老紳士も着物関係のご商売をされているとのことで「こんなに美しい友禅はちょっと みたことがない」というのです。離れてみても違いは明らかだといい、大切にしてくださいと言い残して去っていったといいます。

本物の友禅を堪能

手描きの友禅が本物の友禅ですが、残念ながら本物を置く店は少なくなりつつあります。しかし、繰り返し述べたように、見れば本物は違います。こればかりは 「百聞は一見にしかず」です。当店「夢工芸 染の新井」ではいつでも「本物」をご用意しております。ご興味本位でも結構です。また「押し売り」することな ど絶対にありません。日本人の美意識によりうまれた「本物の着物」をひとりでも多くの方に知っていただきたいと願っています。そして欲を言えば、少しだけ 「自慢」したいのです。どうぞお気軽にお立ち寄りください。


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